1.DTFプリンターとは?
・DTF(Direct to Film)プリンターは、特殊なフィルムにインクを印刷し、それを衣類やその他の素材に転写する印刷技術です。
・従来のDTG(Direct to Garment)プリンターは、直接、インクを布にプリントするタイプです。極端に言うと「プリントごっこ」のような感じです。
・DTFではまず転写フィルムにデザインを印刷し、
その後に、バインダーパウダーを塗布して、熱圧着することで、さまざまな素材に転写できます。
★弊社では、家庭用、かつ小型で、14.9万円からDTFプリンターを提供させていただき、
皆様のお力になれるよう精進してまいります。
2.現在、主流になってきたDTFプリンターについて
数年前は、DTG(ダイレクト To ガーメント)プリンター(ブラザーのGTXのような機器)が主流でしたが、
現在は、コストパフォーマンスに優れたDTFプリンターが主流となってきました。
日本国内では、40年以上前に、インクジェット型・染料インクのDTGプリンターを、
キャノン社、旭化成社、セーレン社のような企業が、各社、多品種小ロット生産を目指して、
独自のプリンターヘッドを開発したDTGプリンターを製造していました。
40年前、すでに、パリと日本間を衛星回線で接続し、パリから800MBになるデジタルデータを転送し、
高度なDTGプリンターを使用して、パリコレ/ミラコレ等のハイファッションブランドに活用されました。
このレベルのDTGプリンターは、色と素材の風合いを忠実に再現します。
40年が経過して、低価格のマスカスタマイズでは、DTFが主流になってきた理由の一番は、
知識が全くなくても、誰でも簡単に、安く、ある程度、品質の良いプリントが可能だからです。
マスカスタマイズにおける、グッズやノベルティ製作において、個人様も、DTFプリンターを購入可能となってきました。
3.DTFプリンターの特色
1. 多様な素材に対応:綿、ポリエステル、ナイロン、レザーなど、幅広い素材に印刷可能。
2. 鮮やかな発色:ホワイトインクを使用し、濃色の生地にも美しい仕上がりが可能。
3. 耐久性が高い:洗濯や摩擦に強く、長持ちするプリントが可能。
4. フィルム転写:直接印刷しないため、デザインのストックや量産が容易。
4.DTFプリンターのメリット
1. 素材の制約が少ない:Tシャツだけでなく、帽子、バッグ、靴など多様なアイテムに対応。
2. コスト効率が良い:DTGよりもインクコストが低く、大量生産に適している。
3. 細かいデザインの再現性:グラデーションや複雑なデザインも綺麗に転写可能。
4. プリントの強度:DTGと比較して、洗濯耐久性が高い。
5.DTFプリンターのデメリット
1. 専用設備が必要:転写フィルムやパウダー、熱プレス機が必要。
2. 作業工程が多い:DTGと比べて、フィルムへの印刷、パウダー塗布、熱転写の手順が増える。
3. 環境への影響:パウダー処理などで、作業環境に粉塵が発生する可能性がある。
6.DTFとDTGの比較
項目 |
DTFプリンター |
DTGプリンター |
印刷方法 |
転写フィルム経由 |
直接生地に印刷 |
素材の対応 |
多様な素材に対応 |
綿素材が主流 |
コスト |
低コストで量産向き |
高コストで小ロット向き |
発色 |
鮮やかで濃色生地にも対応 |
生地によって発色に違いが出る |
作業プロセス |
フィルム印刷+転写 |
直接印刷でシンプル |
耐久性 |
洗濯や摩擦に強い |
洗濯による劣化が比較的早い |
7.コストと品質
DTFプリンターの初期導入コストはDTGと同等かやや低いものの、インクやパウダーのランニングコストが比較的安価で、大量生産に適しています。
一方で、仕上がりの品質はDTGに比べると若干硬さがあり、柔らかい風合いを求める場合にはDTGの方が適していることもあります。
8.堅牢性(耐久性)
DTFプリントは、洗濯や摩擦に強く、割れや剥がれが起こりにくい点が大きな強みです。
特に濃色の衣類に対しても発色を維持しながら耐久性のあるプリントが可能なため、アパレル業界やグッズ制作において非常に有効な技術です。
9.まとめ
DTFプリンターは、多様な素材に対応し、耐久性の高いプリントが可能なため、アパレル業界やカスタムプリントビジネスにとって魅力的な選択肢です。
DTGと比較すると工程が増えますが、コストパフォーマンスと耐久性の高さを考えると、特に大量生産向けの用途に適しています。
導入を検討する際には、自社の用途やニーズに合わせて選択することが重要です。
弊社のPIXELWAVEは、小型 家庭用 15万円 DTFプリンターとなりますので、個人の方でもお求めやすくさせていただきました。
よろしくお願い申し上げます。
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